葬儀屋さんがMBA受験に有利な理由

MBA受験有利

MBA相談会では、よく以下のような相談を頂きます。

「MBA受験では、どのような業界出身者が有利ですか?」
「私は○○業界で働いていますが、MBA受験に不利ですか?」
「転職が多いのですがMBA受験に不利ですか?」

まず、業界で言えば、一般的には、MBA受験にはコンサルティング業界や金融業界出身者が多い印象を持っている方が多いです。でも、これらの業界出身者が必ずしも有利であるとは限りません。

また、転職が多かったり、転職まで空白期間があったり、業務に失敗経験ばかりで、経歴にキズがありMBA受験で不利になるのではないか、と心配している方も多くいらっしゃいます。

今回の記事では、業界や経歴を含め、MBA受験に有利、不利について解説します。

葬儀屋さんがMBA受験に有利な理由

MBA受験に有利な業界と言えば、多くの方は金融やコンサル業界を思い浮かべるかと思いますが、正しくは、MBA受験生には金融、コンサル業界出身者が多い、ということであり、必ずしも有利というわけではありません。

MBA Loungeの川尻が考える「MBA受験に有利な業界」の一つが葬儀業界です。

葬儀業界がMBA受験に有利な理由、それは、ユニークだからです。
ビジネススクールではDiversityは非常に重要な要素です。ユニークな業界、経歴、性格、国籍であればあるほどMBA受験には有利なんです。

私が葬儀業界の人に会ったら聞きたいことは沢山あります。
どうやってマーケティングしているのか、
どこに営業をかけるのか、
価格はどのように設定するのか、
業界の構造はどう変化してきているのか、など。
MBAで重要なことは、今の生活を続けていたら出逢うことができないような人に出逢って、その人達に色々と質問することです。それと同時に、あなたの話を聞きたい、というクラスメートの要望に応えてあげることです。

業界外の人が「知りたい」と思っているものを、あなたは持っていますか?
それがMBAであなたの武器になります。

経歴にキズがある人がMBA受験に有利な理由

転職が多い、転職まで空白期間がある、業務で大失敗の経験がある、など経歴にキズがある人は、そのアピールの仕方によってMBA受験は有利に働きます。

経歴にキズがあるといっても、どんなキズでもいいわけではありません。流石に重犯罪歴があるとか、GPAが途轍もなく低いとか、は中々挽回は難しいと思います。

経歴のキズをプラスに変えることが出来るのは、冒頭で話したように、
転職が多い、
転職まで空白期間がある、
業務で大失敗の経験

などになります。

転職が多い人

転職が多い人は、それを逆手にとって「様々なタイプの企業を経験し、その中身を見てきた」ことが強みになるかもしれません。
MBA Loungeの受講生さんには、20代後半から30代半ばまでの人が多いですが、ほとんどの方は、転職経験者です。多い人では5、6社経験している人もいます。
色々な企業の勤務経験があれば、様々の企業の中身を見てきた経験をクラスメートに共有をすることで、MBA学生としての価値提供ができるかもしれません。

転職まで空白期間がある人

MBA Loungeの受講生さんでも、前職を退職してから転職するまで数か月の空白期間がある人がいます。
ただ単に空白期間があることを心配するのではなく、「その間に何をしていたのか」をアピールできるように整理しておくことが大切です。

例えば、何か資格の勉強をしていた、世界中を旅行していた、など。

それらの活動を通じて、
どんな学びがあり、
どんな価値観の変化があったのか、
そして、それらを今の生活や業務にどう活かしている、か。

ここまで語ることができれば、転職までの空白期間は大きな強みになります。

業務で大失敗の経験がある人

MBA相談会で、「自分の失敗はどこまで書けばいいのか分かりません」というご相談を頂くことがあります。

MBA受験で言えば、基本的には失敗は大きければ大きいほどプラスに働きます。言うまでもないですが、人は失敗から多くを学ぶからです。
もちろん、ただ単に失敗した事実を伝えるだけではダメです。そして、ただ単に失敗から学んだだけでも不十分です。

失敗からの学びをどう活かしているのか、失敗をバネとして、どう成長したのか(成長しているのか)という失敗から次のフェーズに進んでいることを示す必要があります。
これができていれば完璧です。失敗が大きければ大きいほど、他の人には無いユニークな経験としてきっとビジネススクール担当者の心に響くでしょう。

まとめ

MBA受験を有利に進める要素はいくつかあります。それは往々にして自分では気づいていない隠れた宝です。

・MBA受験生には中々いない珍しい業界(葬儀業界など)はMBA受験では有利になる可能性が高いです。「業界外の人が『知りたい』と思っているもの」をあなたは持っていますか?

・転職が多い人は、それを逆手にとって「様々なタイプの企業を経験し、その中身を見てきた」ことが強みになるでしょう。

・転職まで空白期間がある人は、その空白期間でどんな経験をしたのか、語ることができればそれは強みになります。

・業務で大失敗の経験がある人は、その失敗ならの学びを今の業務でどう活かしているのか語れればユニークな経験に変わります。

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