MBA受験に関する質問と回答(第2弾) 6選 一問一答

MBA受験

MBA Loungeが開催しておりますMBA相談会では、毎回MBA受験やその後の進路に関する様々なご質問を頂きます。ほとんどの方々にとって最初のMBA受験、分からないことが多いのも当然ですよね。

今回はその中からよく頂く質問6つをピックアップして回答をしています。

経済的にも時間的にも大きな投資となるMBA受験です。あくまでも一般論も含みますが、是非参考にしてください。

Q:志望校はどうやって選べばいいですか?

MBAを提供しているビジネススクールは世界レベルで見れば何百にもなります。そこから自分に適したビジネススクールを選ぶのは至難の業ですね。そんな多くのビジネススクールを絞っていくには、以下の3つの方法がおススメです。これらを上手く組み合わせて志望校を絞っていくようにしましょう。

1.MBAランキングで絞る
「MBAランキングで絞る」といってもトップ5とかトップ10以内を狙っていきましょう、というわけではありません。もちろん、トップ中のトップMBAスクールに行きたい人はその中で比較検討すればいいです。

一方で、もっと幅広くスクールを選んでいきたいという人は、MBAランキングトップ100校を単なるスクールリストとして、活用しましょう。MBAランキングは勝手にランク付けされているわけではなく、各スクールがランキング作成機関に関連資料を提出して申請をしています。そのため、MBAランキングに参加をしている時点で、スクールの質を高めるための努力をしていると考えることができます。

2.国を絞る
MBA後のキャリアゴールによって留学するべき国や地域も変わってきます。MBA取得後に自分は世界のどの地域を主戦場にするのかによって国や地域を絞っていきましょう。

3.MBAフェアに参加する
あなたが日本であれば日本人向けに開催をしている各種MBAフェアに参加して、その中の出展スクールの中から絞りましょう。日本人向けの各種MBAフェアに出展しているスクールは往々にしてダイバーシティに重点を置いており、多国籍なクラスメートである可能性が高いです。

これらの3つを組み合わせて4,5校に絞ったら、次のステップとして個別にスクール担当者と面談をして優先順位を付けていくことです。そこで、各スクールの雰囲気や相性などをじかに確認していきます。結局最後は、自分の足で一つ一つ丁寧に比較検討しているマメさが重要となります。

Q: MBA受験は何校くらいするべきですか?

MBA Loungeの受講生さんの場合、最終的に1校か2校で決着がつくケースが多いです。MBA受験は基本的には出願が早い方が有利なので、私の考えとしては、志望度の高いスクールから出願を進めていくことをおススメしています。そうすると、1校目や2校目で終わるケースが多いです。(もちろん数多く出願したい場合は、受講生さんの希望にあわせて柔軟に対応をしています。)

たまにSNSなどで10校くらい出願している、という話を聞きますが、そういう人ほど考え方がブレて合格率が下がっているように感じます。

Q: MBA受験は金融、コンサル出身でないと不利ですか?

逆です。ビジネススクールとしてはダイバーシティの観点から様々な業界の専門家でクラスを構成したいと考えています。そのため、珍しい業界の方がMBA受験的には有利です。MBA受験生は金融、コンサル出身の人が多いですので、逆に不利になります。

受験生の国籍や性別についても同様です。

スクールに1人か2人しかいないような国籍の場合は有利です。性別ではビジネススクールが目指す男女比は50:50です。多くのビジネススクールでは60:40と男性の方が多いため、女性の方が一般的には有利です。

Q: 30代後半でFull time MBA受験できますか?

はい、もちろん可能です。しかしながらビジネススクールによってはミッドキャリア向けのMBAプログラムやシニア向けのEMBAを薦められる可能性もあります。

年齢には2つの考え方があります。1つ目は20代、30代、40代と様々な年齢層を交えて議論することで化学反応が起こるという考え方。2つ目は実務経験年数ごとに細かくクラスを分けて同じ年齢、経験年数同士で議論する方が学習効果が高まるという考え方。

どちらが良い悪いではなく考え方の問題です。前者のスクールであれば30代後半でも全く問題ありません。後者のスクールであれば、インタビューなどでWhy MBA, Why nowなどの質問に論理的に回答していく必要があります。

Q:どのような人が現地就職に成功していますか?

一般的な話になりますが、MBA取得後に現地就職に成功する人は以下の3つの特徴があります。
1. 前職とのスキルや能力のシナジー効果が期待できる人、
2. 英語力がある人、
3. 行動力のある人

MBA取得後に前職と全く異なる分野では競争力も下がり現地就職は難しいです。キャリアを大きく変えたい人であっても、ある程度前職の経験が活かせる職場で現地就職を目指す方が現実的です。

英語力は言うまでもありませんよね。MBA在学中にも英語力向上を意識していく必要があります。

そして最後は行動力。MBA在学中から多くのインターンシップに参加したり、多くのビジネスパーソンと交流したりすることで思いがけないチャンスが降ってくることもあります。行動力はキャリアの成功で最も重要な要素です。

Q:MBA取得後、どのくらいの人が起業していますか?

MBA取得後、すぐに起業する人はそれほど多くはありません。起業に強みを持つ某ビジネススクールの方に以前聞いたところ、卒業生のうちそのまま起業するのは全体の10%から20%ほどのようです。

但し、MBA後のキャリアは卒業直後のキャリアだけを指すわけではありません。最初はどこかの企業に就職をし、そこで経験を積んで数年後に起業する人は多いです。

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