HKUST(香港科技大学)仲村真人さんインタビュー(MBA Lounge受講生さん)

MBA Loungeの受講生でHKUST(香港科技大学)のFull time MBAを修了されました仲村真人さんにインタビューを行いました。

仲村さんには、HKUSTでの生活や交換留学先のLondon Business Schoolやその後の就職について色々とお話を頂きました。MBA取得を目指している方は是非参考にしてください。

(川尻)簡単な経歴を教えて頂けますか?
(仲村さん)新卒で日系のプラントエンジニアリング会社に入社して、再生可能エネルギーの一つであるバイオマス発電所の営業、マーケティングを6年ほど従事していました。その後、日系金融系のリース会社でバイオマス発電所、太陽光発電所のエクイティ事業投資やプロジェクトファイナンスなどに携わっておりました。

(川尻)HKUST後の就職先も決まっていましたよね。
(仲村さん)はい、2023年12月にすべての授業が完了しました。今年1月から東京にて外資系の再生可能エネルギーのデベロッパーにて蓄電池の発電所の開発をしています。

(川尻)HKUSTを選んだ理由を教えてください。
(仲村さん)大きく2点あります。
1点目は、海外ビジネススキルの必要性です。私は一貫してエネルギー業界におりますが、将来的に海外、特にアジア地域で働く、出張ベースでアジア全体で活動するという可能性が非常に高いと感じたからです。そのため、香港やシンガポールなどのアジアでのMBAのビジネススクールを中心に考えておりました。

2点目は、香港やシンガポールを中心にビジネススクール調査をしていた中で、KUSTの卒業生ネットワークが非常に強い、サポートも充実していると感じたことです。特に日本人の卒業生からそのような意見もよく聞き、HKUSTを選びました。

(川尻)MBAの一日の生活について教えてください。(平日の生活、週末の生活など)
(仲村さん)前半の必須科目が多い時期と、後半の選択科目が多い時期とで大きく変わります。

前半の必須科目では、3時間半の授業が週に5,6科目ほどあります。課題やグループワークが多く設定されていて、あえて負荷をかけてトレーニングするようなプログラムでした。その頃は毎日図書館などで課題などに取り組んでいました。朝9時から午後1時くらいまで授業で、その後グループワークや課題をやってバスで自宅に戻るという生活でした。加えて、私は最初からインターンをやっていましたので大変でした。

後半の選択科目の時期では、登録する科目数を週3,4科目に減らし、主にネットワーキングやインターン、就職活動に重きを置いていました。昼は主に就職活動やネットワーキング、夜には授業という形が多かったです。

(川尻)実際のインターンはではどのような仕事をしていましたか?
(仲村さん)シンガポールと香港に拠点があり、再生可能エネルギー事業に投資するプライベートエクイティファンドで主に日本のプロジェクトをお手伝いする仕事をしていました。

(川尻)HKUST入学前に想像していたことと違ったと思うのはどんなところですか?
(仲村さん)入学して良かったことは、ビジネススキル習得や英語力向上の他、人前でプレゼンをする、など常に経験をして成長できる場を与えられていたことが良かったと思います。
特に必須科目ではかなり負荷がかかる勉強だったのでとても鍛えられました。

一方で、これは自分次第だとは思いますが、スクールによるキャリアサポートが少しドライな印象もありました。

(川尻)香港でのカントリーリスクを心配される受験生もいますが実際どうですか?
(仲村さん)皆さん普通にソーシャルな活動やパーティなども行っており全く問題ありません。あえて政治的な活動なども参加しなければ影響はないと思っております。私が現地で就職活動をする中でも特に影響はありませんでした。

(川尻)仲村さんはLondon Business School (LBS)に交換留学されましたが、その様子について教えてください。
(仲村さん)LBSには3ヶ月間滞在しました。
LBSは全体で500人くらいの学生がいるのでえすが、加えて約80人くらいの交換留学生がいました。特にHKUSTはLBSとのコネクションが強くHKUSTからは11人LBSの交換留学に参加していました。MBAだけではなく、Master in Financeにも参加できます。
私は4つの授業を取りましたが、クラスサイズは80人くらいで多くの人に出会う機会、情報が集まる機会があると感じました。

一方で、LBSに行くことでHKUSTの良さも分かりました。HKUSTは少人数で且つ多くの発言やプレゼンの機会があり、これは私が求めていたことでもあり、HKUSTでいい成長の機会になったと思っています。

(川尻)印象に残っているクラスメートについて教えて頂けますか?
(仲村さん)インド人2人とルームシェアをしておりましたが、その経験が印象的でした。

うち一人はとても優秀で26、27歳と若くて、経歴としてはCFA, CPAを持っておりゴールドマンサックスでの経験もある人でした。授業で分からないことがあったらすぐに聞きに行くなど色々とサポートをしてもらいました。

一方で、彼も若いので生活面については私の方から指導するようなこともありました。その他、様々な実務経験についてお互いに情報交換をしていました。

そのようなインド人たちとのシェアハウスでの経験がとても印象に残っています。

(川尻)仲村さんの将来のゴールについて教えてください。
(仲村さん)再生可能エネルギーの業界におりますので、海外の経験を活かしてマネジメント層に上がっていく、又はカントリーマネージャーのポジションを目指すなどしていきたいです。
または、日本国内や海外で自分でエネルギー分野で事業をする環境を作って切り開いていく、それをサポートし合うようなネットワークを築いていくということをしていきたいです。

(川尻)仲村さん、本日はどうもありがとうございました。

※インタビュー詳細はこちらの動画よりご覧いただけます。

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