Durham Business School(ダラムMBAと現地就職) 山本ひかるさんインタビュー

MBA Loungeの受講生さんでイギリスのDurham University Business School(ダラム大学)でPart time MBA履修中で現地就職を果たした山本ひかるさんにお時間を頂き、インタビューをさせて頂きました。

(川尻)山本さんの簡単な経歴を教えて頂けますか。

(山本さん)2021年秋に渡英するまでは、日本で外資系の医療機器メーカーに勤めておりました。営業、マーケティングリサーチなどの職種を経験した中で、アメリカやイギリスの方々とコミュニケーションを取ることが多く、英語を使ったビジネスに興味を持つようになりました。

ダラムビジネススクールではパートタイムで受講をしていますので、現地で働きながら学んでいます。通常はオンラインで受講していますが、有休を使ってダラムのキャンパスで授業を受けたりしてます。

(川尻)Part timeということですが、現地でお仕事を探したんですか?

(山本さん)はい、ダラムの入学時期にあわせて休職をして渡英しましたが、現地で仕事をしたいという気持ちがありました。元の会社のイギリス支社へ復職の交渉をしましたが上手くいかず、当初はワーキングホリデービザで渡英しましたので、そこで現地就職活動をしながらインターンを経験し、現地就職をすることになりました。

(川尻)ダラムを選んだ理由は何ですか?

(山本さん)まず英語圏で勉強したいという希望がありました。更には将来的に現地で就職したいと考えており、それでイギリスを選びました。

また、働きながら通いたいと思っていましたので、オンラインで受講できるプログラムを探していた中、ダラムのオンラインMBAは世界ランキングが7位と高く、オンラインプログラムでも対面授業の機会があることがとても魅力的でした。

また、ダラムはハリーポッターの舞台でもあり、私がハリーポッター好きというのも理由の一つです。

(川尻)MBA受講中の生活スタイルはどんな感じですか?

(山本さん)平日は基本的に朝から夜まで働いています。
ダラムのパートタイムは1、2週間に一度、夕方の時間帯にオンラインにて授業があります。グループワーク、レポートなどは週末にチームと時間を調整してミーティングを行う、という生活リズムです。

(川尻)キャンパスで学ぶ機会もあるんですよね?

(山本さん)はい。私は2年間で4回ほどキャンパスを訪問しました。パートタイムでも数カ月ごとに1週間現地受講ができる機会があり、有休をとって訪問した際は午前9時から午後6時まで授業を受けていました。

その際に、ダラムMBAのフルタイム学生やファイナンスやアントレプレナーシップのPhD学生と一緒に合同授業を受けることもあり盛んに交流をしていました。

私のプログラムはパートタイムのオンラインということで非常に柔軟性に富んでいます。クラスメートはドバイやアフリカなど世界各国から参加しており、完全オンラインで完結することも可能です。

(川尻)入学前に想像していたことと違ったところを教えてください。

(山本さん)当初はイギリス人ばかりの白人社会を想像しておりましたが、実際はダイバーシティが豊かで英語の非ネイティブは50%くらいでした。疎外感を感じることなく溶け込みやすかったです。

チャレンジングだったことは、様々な仕事をされているクラスメートがオンラインで世界各国から参加されているので、グループワークでの時間調整は難しかったです。
これに関しては大学がサポートしてくれるわけではないので、自分たちで何とかアレンジする必要がありました。

(川尻)クラスメートの国籍などはどんな構成ですか?

(山本さん)50人くらいのクラスサイズで、イギリス人が4割から5割位ですが、居住地でいうとアフリカや中東も多いです。アジア人の比率は50人中4人ほどです。日本人は私一人です。

(川尻)どのように勉強と仕事を両立しましたか?

(山本さん)平日は仕事、週末はMBAにフォーカスすることを意識していました。課題のボリューム感を事前に把握して、グループのメンバーと密にコミュニケーションを取っていました。

また、適宜直場の上司とコミュニケーションを取って時間管理をしていました。

(川尻)MBA生活で楽しかったことは何ですか?

(山本さん)楽しかったことは、オンラインでコミュニケーションを取っていた人とキャンパスで実際に会って話ができたことです。また、PhDや研究生など他の学部の方々の話を聞いたりできたことが楽しかったです。

(川尻)印象的なクラスメートについて教えてください。

(山本さん)印象的というか新しい経験だな、と思ったのはインド人のクラスメートです。
メンバーが役割を分担してターゲット企業の戦略を策定するというコンサルティングの3カ月間のプロジェクトでの話なんですが、ちょうど課題提出の時期がイスラム教のラマダン(日中は絶食するというしきたり)の時期と被ってしまい、そのインド人のクラスメートが断食で元気がなく仕事も課題もできない、という状況になったことです。

彼女からは事前に「ラマダンの時期はミーティングがアレンジできない。」「プロジェクトに関与できない。」との報告を受けていましたので、その時期は残りのメンバー3人でやり繰りしました。

このような体験は初めてだったのですが、他のメンバーはそれを快く受け入れているダイバーシティの環境、価値観の違いが私にとって新しい経験でした。

(川尻)現地就職活動はどのように行ったのでしょうか?

(山本さん)現地就職は本当に大変でした。現地のイギリス人と比較してどんな違いを見せられるのかが難しかったです。80社くらいに応募しても全然書類で落とされる期間が2カ月くらいありました。そのため、どうやって書類選考と通すのかで苦労しました。

最終的には「日本人であること」「日本語が話せること」「海外経験があること」にフォーカスをして、海外展開に特化した英系コンサルティング会社への就職を果たすことができました。

(川尻)山本さん、お忙しいところインタビュー頂きありがとうございました。お身体には気を付けて是非頑張ってくださいね。

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