Sasin(サシン経営大学院)EMBA卒業生 岩沢武(仮名)さんインタビュー

MBA Loungeの受講生さんでタイ王国のSasin School of Management(サシン経営大学院)にてEMBAを修了されました岩沢武(仮名)さんインタビューを行いました。

SasinのEMBAプログラムはもちろんのこと、一般的なEMBAの参考にもなるかと思います。EMBAを検討されていらっしゃる方は是非参考にしてください。

(川尻)簡単な経歴を教えて頂けますか?
(岩沢さん)商用車メーカーのASEAN地域統括会社にて、商品の企画と戦略立案に従事しています。タイは2回目の駐在で、これまでタイとインドネシアに10年以上駐在しています。その経験を活かして、市場の求める最適商品を提供できる様、各国の代理店と協力して市場調査・商品企画・実現手段確保等に奔走したり、新しい領域となるEVトラックや物流DXに挑戦しています。

(川尻)Sasin EMBAで楽しかったことについて教えて下さい。
(岩沢さん)約25年ぶりに学生生活に戻ったこともあり、スクールライフを楽しみました。Sasin EMBAは最短13ヶ月で卒業が可能で、その場合は毎週金曜夜と土曜終日に講義というカリキュラムでしたが、通学時は今日はどんな挑戦が待っているのだろうとわくわくしていました。

また、EMBAでは提携校であるアメリカのKellogg School of Management(ケロッグ経営大学院)に2週間で16科目を学ぶプログラムがあり、13か月目に原則全員参加します。
このプログラムでは朝8時から午後4時半又は午後6時まで講義があり、日々のアサイメントは分量があり、先生によっては英語が聞き取りづらく、時差が12時間ある中で仕事もしてと大変でしたが、様々な角度からの学びが多く、充実した時間を過ごすことができました。

(川尻)EMBAで苦労したことは何ですか。
(岩沢さん)自分はクラスで2番目に年長者だったということもあり、自分の経験をどうクラスメートに共有して貢献できるのか、が大きなテーマでした。自分にできることは、クラスメートとの議論での柔軟性や異なる視点からの論点の提示と考えていましたが、毎回講義の中でどこまで貢献できたのか試行錯誤の連続でした。授業が終わって帰宅するときには、「今日もうまくいかなかったなあ。」と思うことも多々ありました。

また、タイムマネジメントも苦労しました。駐在員として働きながらのEMBAであり、毎週の講義とアサイメントも大変で、仕事と勉強の両立は常に課題でした(クラスメートは飲みにもよく誘ってくれましたし)。

(川尻)EMBAでの学びを今の業務にどう活かしていますか。
(岩沢さん)マーケティング関連の授業を総合すると「Test fast, Learn fast, Scale fast」のコンセプトが成功確率を高めること、それに加えて成功しているスタートアップは「Test fast」の前に非常に細かく想定プロセスを準備し、PoCで仮説通りに行かなかった場合にすぐに修正するとのアプローチに刺激を受けました。商品戦略の仕事に従事している中で、戦略はある程度定まったら行動してみる、という重要性を感じ日々の業務で活かしています。

(川尻)EMBAで学んで良かったと感じたことは何ですか。
(岩沢さん)Sasin EMBAでは全ての授業でいろんな学びがありましたが、あえて言えば経営学を学ぶことの意義に関して、自分なりに腹落ちしたことです。授業を受けている最中に、「なぜこんなに高い学費を払って世界中でMBA, EMBAが学ばれているのか?」との疑問が湧き、私の中でもやもやした時期がありました。しかし、授業や友人との議論でEMBAの理解が深まってくると、「経営を学ぶことでヒトを主役にして、サステイナブルに課題解決する方法に早く辿り着けること」、が醍醐味であることを実感しました。もちろん、仕事では得る事ができないネットワークもEMBAを学びに来る大きな理由かと思いますが。

同時に、Z世代(1996-2012年に生まれた若い世代)との向き合い方についても考えるとてもいい機会になりました。世界中でZ世代との付き合い方が非常に大きなテーマである事が良く分かり、国籍・世代が多様化する中でどの様にチームのコミュニケーションを図ることが有効なのか、自分なりの解を出せた気がしています。

(川尻)入学して想像と違ったことは何ですか。
(岩沢さん)想像以上に同級生のダイバーシティがありました。Sasinの学生の大半はタイ人なのですが、業界はメーカー、コンサル、リテール、金融、IT、通信、政府関係など多岐に渡り、弁護士、パイロットもクラスメートにいました。大手財閥からの会社派遣で来ている人もいれば、ファミリービジネスの方々も多く占めました。自営組からは、サラリーマンと異なる金銭感覚を学びました笑。タイの上場企業の役員の1/4がサシン卒業生と言われており、政府関係で要職を務めておられる方も多く、そういった縦と横の繋がりを求めての入学が多い事も実感しました。

また、教授陣と関係性を築く機会も楽しみました。私の場合、年齢が近い教授が多かった為、ビジネスの話だけではなく、タイや日本文化の違いで議論したり、悩み相談に乗って頂いたり、色々交流できる機会がありました。その他、サシン日本センターの藤岡先生が明治大学や名古屋商科大学でも教鞭を執っていらっしゃる関係から、各大学のMBA生との交流にも参加する機会を得ることができたことも貴重な経験になりました。

(川尻)Sasinの印象的だったクラスメートについて教えて頂けますか。
(岩沢さん)歳が近く、ランニング仲間のタイ人のKくんです。彼は普段はジョーク好きで、授業でも常に笑いを取るポジションを確立しているのですが、タイに初めて仮想通貨を導入した凄い人らしいです(とマッキンゼーのクラスメートが言ってました)。家族愛にも溢れ、子供の教育も良く考えており、彼の人生に対する熱い想いにはいつも刺激を受けています。


(川尻)本日はお忙しいところインタビューにご協力頂きましてありがとうございました。今後もSasin EMBAの学びを活かして益々のご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。

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