IE EMBA(スペイン)坂東太郎さんインタビュー(MBA Lounge受講生さん)

MBA Loungeの受講生でスペインのIE EMBAを修了されました坂東太郎さん(仮名)にインタビューを行いました。

坂東さんはIE EMBA修了後、タイのバンコクに駐在しておりアジアを中心に国際的に活躍されていらっしゃいます。EMBA、そしてIEに興味がある方は是非参考にしてください。

(川尻)簡単な経歴を教えて頂けますか?
(坂東さん)広告会社でマーケティング戦略の立案を担っています。現在はバンコクに駐在しております。IEはExecutive MBAを2021年12月に卒業しました。

(川尻)EMBAで苦労されたことはどんなことですか?
(坂東さん)苦労したことはたくさんありますね。
英語力はもちろんですが、それ以上にコミュニケーションで苦労しました。IEは講義ベースではなく、ディスカッションベースのプログラムなので、チームメートはみんなアグレッシブで次々と議論が発展していくため、会話の中に入っていくタイミングがとても難しかったです。また、EMBAではSNSのWhatsApp上での討論も多いですが、バックグラウンドが多様が故に、意見の食い違いも多く、相手を説得したり、納得していくまでのプロセスがとてもハードでした。

また、講義前の予習も大変でした。週末2コマのZOOMカンファレンスで、1コマ当たりハーバードビジネスレビューなどの記事を平均して3,4記事ほど読む必要があります。それらはZOOMカンファレンスでは解説されることはなく、前提となってディスカッションに参加することが要求されます。

また平日もFORUMというオンラインディスカッションの掲示板があり、そこで意見を戦わせたり、議論を展開したりするためにもマテリアルをいくつも読んだ前提で参加する必要があります。平日はFORUM、休日にはZOOMカンファレンス、と絶え間なくマテリアルのインプット&議論のアウトプットを繰り返すことがとても大変でした。

その他、自分の予備知識がなかったファイナンスやアカウンティングのZOOMカンファレンスはついていくのにはとても苦労をしました。

(川尻)EMBAで楽しかったことはどんなことですか?
(坂東さん)EMBAでは基本ZOOMカンファレンスなので、実際にマドリードに行ったResidencial weekがとても楽しかったです。そこで普段オンラインで接しているクラスメートと直接話をすることができました。

(川尻)ie入学前と比べて想像と違ったのはどんなところですか。
(坂東さん)思っていた以上に皆さん議論に積極的でした。
どんどん発言をしていかないと議論に置いて行かれてしまい、自分の存在価値やクラスへの貢献が出来なくなります。ただそのおかげで、自分のコミュニケーション力やディスカッション力を鍛えるとても素晴らしい機会となったことは間違いありません。

他には、私が現在アジアにフォーカスしたビジネスをしているせいかもしれませんが、やはりスペインはアジアから遠いので、思った以上にアジアでネットワークを活かしにくいと感じます。クラスメートには欧州系の人が多くアジア人は少ないので、現状私としてはまだまだieのネットワークを実際にビジネスで活かしきれていないと思います。

(川尻)一方で、ieの学びを現在のお仕事でどう活かしていますか?
(坂東さん)バンコクに駐在する中で、異文化のメンバーのリードにはとても役立っています。
当社はタイに12拠点あり全体でタイ人約1,000人、日本人20人程度が活動しています。そのうち私は1拠点の拠点長かつ唯一の日本人として120人のタイ人を見ています。彼らをマネジメントするに当たってieでの学びがとても役に立っています。

また、MBAで身に着けた知識として生きているのは主にはアカウンティングです。拠点長としてP/LやB/Sを見て会社全体の状態を把握する機会が増えました。ここでもieで習得した知識がとても役立っています。

ie合格

(川尻)面白いクラスメート、印象に残っているクラスメートについて教えてください。
(坂東さん)まずは、某大手ホテルチェーンのファイナンスのヘッドのドイツ人女性です。強圧的なリーダーシップでチームメートをぐいぐいとリードしていく姿には圧倒されっぱなしでした。

卒業アサインメントではスタートアップのプロジェクト提案をするのですが、チームでテーマを議論する際に、私とこのドイツ人女性の案が最終的に残り、どちらの案にするか後日最終投票をすることになりました。その際に彼女は事前に根回しをして自分の案に投票するように他のチームメートに働きかけていました。結局彼女の案が採用されたのですが、それらの一連の行動も含めて、彼女のイニシアティブ力には感心しました。

次に、大手会計事務所勤務のオーストラリア人女性です。
グループワークで120分間ずっと一人で話続けており、その積極性と情熱圧巻でした。

他には、ドバイのタバコ公社で働くドバイ人男性です。彼は30歳前ととても若いにも関わらず気遣いができる人柄にとても感心しました。輪に入れずに困っている人に積極的に話しかける気配り力には素晴らしいな、感じ入ったことを覚えています。

(川尻)坂東さん、本日はどうもありがとうございました。

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