MBA受験生の皆さん、受験準備は順調に進んでいますか?
TOEFL、IELTSなどの英語試験、GMAT、そしてエッセイ対策、インタビュー対策など仕事をしながらのこれらの準備は本当に大変なものです。
時間的にも体力的にも、そして精神的にも大変なMBA受験。
そんな今回は、MBA受験でへこたれそうな方々に向けて、MBA受験と今後のキャリアについての「前を向いて進んでいきましょう」というお話。
定期的に開催しているMBA、Master相談会では様々なご相談をいただきます。
「IELTS、またスコアが取れませんでした。」
「GMATスコアを見てショックを受けました。」
「自己分析はどこからどう手を付けていいのか、路頭に迷っています。」
「エッセイが全くうまく書けません。。。」 などなど
特に試験関係は、ストレートに数字となって現れるので、「これはもう絶望だ」という位のショックを受けている方も少なくありません。
厳しいMBA受験において、そんな「絶望感」でどうしようも無い方々へのメッセージです。
それは、粘り強く、あきらめず、頑張り続ければ、絶望はやがて笑い話に変わりますよ、ということ。
「絶望」はずっと「絶望」ではありません。あなたの行動次第では、別の形態へとどんどん変化をしていくものです。
あの時は辛かったけど、今は笑って話せる。
MBA受験で言えば、1年後にはそんな時がやってきます。
ただし、絶望が笑い話になるのは、粘り強く、あきらめず、頑張り続けた場合に限ります。
努力が絶望を笑い話に変えるんです。
「絶望」⇒「努力」⇒「笑い話」です。
努力して克服すれば「今だから笑って話せるけど、あの時は本当に大変だったよ。はっはっはー」なんて会話ができる日が必ず来ます。
一方で、努力がなければ、絶望はずっと絶望のまま変化を起こしません。
「絶望」⇒「絶望」⇒「絶望」です。
克服していかなければ、いつまでたっても絶望は絶望です。
今、絶望の淵にいる人、
自分を信じて、頑張り続けることです。
定期的に開催しているMBA相談会の参加者の方々のほとんどは、自分のキャリアについて真剣に考え何かを変えようとしている人たちです。
今のキャリアや会社に不満をもっているけれども、思い切って転職をするほどのスキルがないとか、留学をするほどの資金も英語力もないとかで、自分自身が20代、30代で右往左往してしまっていると感じている人が多いです。
でもそんなに心配することはありません。
最悪の事態は起こりません。
「最悪の事態」は人によって定義が違いますが、私の思う最悪の事態とは、
「今の状況に不満を抱えそのままずっと定年まで過ごし、人生の時間の大半を無駄に過ごして年を取ってしまった、と後悔すること」です。
もしいまあなたが20代か30代、または40代であっても転職や留学、またはその他の手段で環境を変えることができたら、最悪の事態は起こりません。
私の周りの人を見てみても、思い切って転職した人、留学した人で後悔している、という人に会ったことがありません。
もしかしたら後悔したことを人に話していないだけかもしれませんが、そうであればまた転職なり留学なりすればいいだけです。私もMBA留学までしましたが、機会があれば更に大学院留学をしたいと思っています。
後悔する人は迷って動かなかった人です。
転職や留学など環境を変えることに挑戦してこなかった人には、自分のやってきたことに後悔しています、という人が多いと思います。
どんな結果になったとしても、勇気をもって何か環境を変える努力をした人には、最悪の事態は起こりません。
例えそれが失敗したとしてもです。
動きさえすれば、大丈夫、最悪の事態は起こらない。
別のブログ記事や動画などでもお話をしていることですが、私、川尻個人の経験でお話をすると、過去に行動したことで大きな後悔(ハイリスク)を背負ってしまったことはありません。
「好きな子に告白して振られた。関係が気まずくなったからやっぱり辞めておけばよかった。」
そんな小さな後悔はもちろんあります。
でも、「転職や起業して人生がどん底に落ちた。」とか「MBA留学をして時間とお金に致命的な損害が出た。」という大きな後悔は一切ありません。
転職、起業、MBA留学など、もちろん想定していた通りに上手くいかないなんてことはほぼ100%です(特に起業の場合)。でも、そこから得られるリターンに比べれば小さなリスクでした。(少なくとも私によっては。)
転職、起業、MBA留学など、人生を変えるような大きなイベントは、もちろん慎重に検討する必要がありますが、そこで発生するリスクは本当に大きなものか、リターンを上回るようほどのリスクがあるのか、じっくりと考えてみましょう。
そして、リターンのほうが大きい、と判断された場合は、その目標に向かってあとは努力し続けることです。
その過程は「絶望感」を持つこともあるかもしれません。でも上述の通り、努力して頑張り続けることができれば、その絶望も笑い話に変わります。
MBA受験でへこたれそうな人たちは、ぜひ以上のことを頭の片隅に入れて、MBA受験をやり抜いていただければと思います。