Emory MBA(Goizueta Business School)野村和行さんインタビュー

MBA Loungeの受講生さんで現在アメリカのEmory大学(ゴイズエタ・ビジネス・スクール、Goizueta Business School)のMBA履修中の野村和行さんにお時間を頂き、インタビューをさせて頂きました。

(川尻)野村さん、本日はお忙しい中インタビューにご協力頂きありがとうございます。早速ですが、今までの簡単な経歴について教えて頂けますか?

(野村さん)大学卒業後、通信のインフラ系企業に入社して営業、財務、経営企画を担当していました。途中でコンサルティングファームに2年間出向していたこともあります。
メインのバックグランドは財務会計、管理会計など、経営管理の実務を幅広く経験してきました。Emoryではファイナンスとソーシャルの2つに重点を置いて勉強しています。

(川尻)Emoryを進学先に選んだ理由を教えて頂けますか。

(野村さん)大きく2つあります。1つ目として経営に関する基礎知識を体系的に学びたいと思ったからです。2つ目として、その中でより実践的なクラスが多いビジネススクールを探していたためです。

スクールのリサーチや在校生・卒業生から話を聞いた中でEmoryはこの2つの条件を満たしていることが分かりました。

また、EmoryではImpactというコンサルティングプロジェクトがあるのですが、これが非常に実践的であり、これらも含めてEmoryを選びました。

欧州のビジネススクールにも惹かれたところもありましたが、「アメリカで2年制」で考えていたのと、特にEmoryはアメリカの中でも特にDiversityという観点でも魅力的でした。

(川尻)Emoryでの一日(朝から晩までの典型的な平日及び休日の過ごし方)はどんな感じですか?

(野村さん)入学直後のCoreセメスターは大変でした。
朝5時半に起きて子供のスクールバスまで送迎に行っていました。8時くらいに家を出て、9時半ごろに授業が始まりそれが午後の4時、5時くらいまで。その後、帰宅して夕食を済ませて、夜8時から授業の予習、復習やチームミーティングという感じです。早くて午前12時、遅いときは午前2時、3時くらいまで勉強をしていました。

Coreでは月曜日から金曜日まで毎日授業があり大変でした。週末もずっと勉強していました。

Coreセメスターの後は、比較的自分の好きな時間で調整できるので、朝が早いのは変わりませんが、予習、復習をしても夜11時くらいには就寝できるようになりました。

バックグランドである会計に関しては予習、復習で時間を取ることはありませんでしたが、統計や経済、ファイナンス、マーケティングなどゼロレベルから勉強する科目は本当に受験の時期よりも大変でした。

(川尻)ケーススタディも多くあるというお話でしたが、例えばどんなケースがありましたか?

(野村さん)アメリカ企業のケースが7割から8割くらいです。日本もケースも出ることがあり、例えばHONDAなどの自動車メーカーがありました。

ケースの読み物は文章で20ページ前後、データや図などで5ページから10ページほどのボリューム感でした。

(川尻)Emoryのグループワークはどんな感じですか?

(野村さん)Coreでは課題の半分以上はグループワークでした。Emoryは毎年150人(私の代は120人)ですが、学校から5人のチーム割り当てがオリエンテーションのときに発表され、1年間は同じメンバーでそれぞれの科目でグループワークをすることになります。

私のグループは、アメリカ人が3人、南米1人、そして私日本人1人というメンバーでした。
そのメンバーで、グループでプレゼンテーションをしたり、レポートをまとめて提出するということをします。

(川尻)1年間同じメンバーで進めるということで、喧嘩などは起きないのでしょうか?
(野村さん)私のチームでは揉めることもなく円滑に進めていくことができましたが、
中々チームで上手くいかないときは、1学年の上の2年生がメンターとしてチームについてくれるので、その方に個別に相談することもできます。

(川尻)Emory進学前に想像していたのと違ったこと等はありましたか?

(野村さん)勉強やソーシャルイベント、家族など色々あり、時間を捻出することが思った以上に大変でした。

学校の雰囲気でいえば、思っていた以上にダイバーシティがあり多種多様な視点からの学があることが良かったです。

(川尻)凄いクラスメート、面白いクラスメートなどの話があれば教えてください。

(野村さん)チームメンバーのアメリカ人で凄いな、と感心する人がいます。
数学、統計、リーダーシップなどどれを取ってもすごい人で、今はボストンコンサルティングにインターンしています。非常に責任感もありフォローもしてくれて、授業で不明な点があれば個別に相談にのってくれる人格者です。自分もなんとかこの人に追いつけるように頑張っていきたいと思っています。

(川尻)そんな素晴らしい方が他のクラスメートでいる中で、野村さんも他のクラスメートに何か貢献できていますか?

(野村さん)そうですね、私の場合はバックグランドの会計やコンサルティングファームに2年間出向していた中で、論点の抽出、ロジカルシンキングなどのサポートや、パワーポイントスライドなどの資料の作り方などでは貢献ができていると思います。

(川尻)最後に、野村さんが思うEmoryに向いている人とはどんな人ですか?

(野村さん)性格面でいうと協調性を持っている人が重要です。また、そこに通じるのですが、キャリアでいうとコンサルを目指す人が多いので、コンサルタント未経験でコンサルタントになりたい人や、コンサルタントに目指さないけれどもコンサル的な仕事の進め方に興味がある人には向いていると思います。

また、アメリカでダイバーシティを感じたいと思う人にも最適だと思います。

そして、家族帯同で来る方にもおすすめです。近くに子供の学校などがあり教育施設も充実していますし、日本語で診断してもらえる病院や美容院もあります。
日本人コミュニティもありますし、家族を帯同しても勉強に集中できる環境だと思います。

(川尻)ありがとうございました。あと、残り1年是非頑張ってくださいね。応援しています。

↓ 詳細はこちらの動画よりご覧ください。

↓ Goizueta Business Schoolによる卒業する日本人在校生にインタビュー

連載記事

転職サポート

大学診断

受講生の声

会員さんの声

お問い合わせ