あなたの知らないアフターコロナのMBA世界3つの変化

新型コロナウィルスによる経済不安が続いていますが、徐々にこの新型コロナが収束した後の生活の変化などが議論されるようになってきました。つまり、アフターコロナの世界ですね。

私は医学の専門家でも何でもないので単なる素人の意見ですが、コロナの完全排除は非常に難しいと思いますので、アフターコロナというよりも、Withコロナ、With ウィルスとしてコロナを始めとした様々なウィルスと共存していく時代になるのではと思います。

こんな時代には、ビジネススクールやMBAプログラムがどのように変わっていくのかについて、MBA受験者には必見の「あなたの知らないアフターコロナのMBA世界」における3つの重要な変化について、お話しをします。

オンラインMBAが盛んになる

新型コロナ流行により、多くのビジネススクールでオンラインでの講義が行われています。元々オンラインのインフラを整えていたスクールもあれば、今回のコロナにより急遽インフラ整備をしたスクールもあります。今まで対面のみで対応してきたスクールも、今回でオンライン講義をある意味実験的に体験したことにより、今後新たにオンラインMBAコースを新設する可能性もあります。

これから入学を目指す学生側も、会社を辞めずに受講できる、現地に行かずに受講できる、というオンラインMBAの元々のメリットを再度認識し、留学するよりもオンラインMBAを受講しようとするケースも多くなるでしょう。

とはいうものの、オンラインだからと言って制限なく誰でも受け入れるわけではありません。今まではオンラインMBAと言えば、どちらかと言うと対面のMBAプログラムに参加できない人の補足的なプログラムとしてのイメージがあったかもしれませんが、今後はそのイメージを一掃し、対面MBAプログラムと価値は何ら変わらないプログラムとしてのイメージ作りにも力を入れるようになるでしょう。

そのため、ビジネススクール側もプログラムの質と名声を維持するために、入学基準は従来よりも厳しくなり、競争率も高くなることが予想されます。

対面MBAプログラムは付加価値が付く


対面MBAは、対面でしかできないサービスやメリットがあります。そしてそのメリットは大きな差別化になるでしょう。

■大勢の前でのプレゼンテーションスキル養成
オンラインでできると思われるかもしれませんが、緊張度が全然違いますし、プレゼンテーションはただ単に話すだけではありません。壇上での立ち振る舞いやしぐさ、目線などもプレゼンテーションでのアウトプットとしての大変重要な要素です。

■フィールドトリップ
実際に現地企業を訪問したり、オフィスでインターンをしたりすることは学生の経験値アップには大変重要なイベントです。リアルの体験はバーチャルよりも吸収度が違うと思います。

■ネットワーキング
スクール内だけではなく、スクール外でのオフ会などを通じた学生間のコミュニケーションも対面MBAの大きな価値の一つです。飲み会でふと相手の意外な一面を知ったりすることはバーチャルでは難しいですよね。

■現地での生活体験
単身異国の地でイチから人間関係を築きあげ、生活基盤を整え、学位を取得するという体験自体が、その人をより一層成長させます。見落とされがちですが、「スクールで身に付けた知識やビジネススキルだけではなく、このような「たくましさ」も企業が採用の基準として考慮している項目の一つです。

■学費が上がる
付加価値が付くことで学費はあがります。また、Withコロナ、Withウイルス時代では、常に衛生管理が必要になりますので、大学施設の衛生面や医療体制を強化したりとBeforeコロナよりも大学運用のコストが増します。もともと学費はインフラ傾向だったのもあり、学費は相変わらず上がり続けていくと思います。

MBAレベルの人材が更に重宝される

ご存知の通り、新型コロナの流行によって、テレワーク化が進み、ハンコ文化が見直され、衛生面が強化されるなど、私たちの生活様式や価値観をある程度変えました。

そのような生活環境の変化に合わせてビジネス自体も変化していかなければ、企業は生き残ることができません。

環境の変化、人の価値観の変化、生活スタイルの変化にあわせて事業を柔軟に対応させる人材が企業には必須になります。そして、そのようなスキル習得にはMBAプログラムが大変有効です。

MBAプログラムは、決して書籍で書かれているようなビジネス知識をインプットするだけの場ではありません。環境の変化に合わせて企業やチームをどのようなマネジメントしていくか、アウトプットを繰り返しながら訓練していく場でもあります。

そのような訓練を受け、尚且つ国際的なビジネス感覚を持っている人材はアフターコロナの世界ではとても重要になるはずです。

まとめ

新型コロナウィルス流行は我々の生活様式や価値観を変化させました。そして、この変化はアフターコロナの世界であっても継続していくことになるでしょう。

●オンラインMBAが盛んになる
●対面MBAプログラムは付加価値が付く
●MBAレベルの人材が更に重宝される

アフターコロナのビジネスの世界で生き残っていくためには、よりMBA的なマインドを持ってキャリアを積んでいくことがとても重要になるはずです。

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